筋肉を動かすことによってリンパは流れます。
「立ち続けたせいで足がむくんだ」など、同じ姿勢を長時間続けて体がむくんだ経験は多くの人にあると思います。
これは筋肉が圧迫され、リンパの流れが滞っているために起こっているのです。
しかしよく動く生活を送っているのにもかかわらず、なぜかむくんでしまうことがあります。
その原因はもしかしたら不眠かもしれません。
前述したようにリンパがうまく流れるのは筋肉が動いているからです。
しかし不眠によって「筋肉の緊張」が起こると、リンパの流れが悪くなってしまいます。
不眠が筋肉の緊張をもたらす原因として考えられるのは以下の2つ。
①交感神経が優位になる
②筋肉を柔らかくするエネルギーがうまく生成できなくなる
リンパにはリンパ液に入り込んだ細菌やウイルス、がん細胞などの異物を排除する働きがありますが、不眠によって筋肉が緊張してリンパの流れが悪くなると老廃物の排泄がスムーズにできなくなってしまうのです。
そうして溜まった老廃物や余分な水分がむくみとしてあらわれるというわけです。
また、リンパの流れが悪くなって出る症状はむくみの他にもたくさんあります。
・肩こり
・くすみ
・ニキビなどの肌トラブル
・冷え性
・自律神経の乱れ
・不眠
・めまい
・動悸
このように、むくみなどの身近な体のトラブルには睡眠が絡んでいる可能性があるのです。
「最近むくみやすいな」などと感じている方は特に、睡眠の改善を考えてみてはいかがでしょうか。
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