不眠を放っておくと膀胱にダメージを与えるのをご存じですか？
一見無関係に思える不眠と膀胱ですが、実は密接に関わり合っています。
まず、膀胱が悪くなる原因は菌です。
健康な体ではその菌を退治できるのですが、睡眠不足で疲れやストレスがたまると免疫力が低下し、膀胱が菌に負けてしまいます。
その結果、膀胱にダメージを与えるのです。
では、膀胱が悪くなるとどんな症状があらわれるのでしょうか。
多いのは、よく耳にする膀胱炎。
これは排尿時痛や頻尿、残尿感があらわれ、ひどくなると血尿が出たりします。
膀胱炎は適切な治療を受ければ治りますが、放置しておくと菌が腎臓にまで到達して、腎盂腎炎（じんうじんえん）になる恐れがあります。
腎盂腎炎の主な症状は腰痛や発熱、倦怠感、悪寒です。
膀胱炎とは比べものにならないほどのだるさを感じます。
早期であれば抗生剤の投与で治りますが、ひどくなると入院の可能性が出てくるので注意が必要です。
さらに放置すると慢性腎不全につながる可能性があり、ここまでくると透析や腎移植の必要が出てきます。
そうなれば日常生活にも大きな支障が出てきてしまうでしょう。
このように膀胱のダメージを放置しておくと、日常生活もままならなくなってしまいます。
「膀胱炎なんてたいしたことないだろう」「薬飲めば治るから大丈夫」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、膀胱炎は治っても免疫力が低いと再発しやすいといわれています。
特に女性は尿道が短く菌が入りやすいので要注意です。
以上、不眠が膀胱にまで悪影響を及ぼすのを分かっていただけたかと思います。
そうならないためにも慢性的な睡眠不足にならないよう、規則正しい生活を心がけることが大切です。
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