「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、悪くなっていても気づきにくいすい臓。
症状が出てからではすでに手遅れの状態だということも多いそうです。
すい臓が悪くなる原因にはアルコールやタバコ、カフェインの摂りすぎなど様々ありますが、不眠も原因の一つだとご存じですか?
寝不足の朝「すい臓の疲れがとれない」と感じる人はほぼいないと思います。
しかし隠れたところでじわじわとすい臓に負担がかかっているのです。
まず、すい臓の働きには2つあります。
1:消化液の分泌
2:インスリンの分泌
消化液は栄養を分解したり胃液で酸性になった食べ物を中和したりし、インスリンは血糖値を正常に保ちます。
不眠になってすい臓に負担がかかると、これらがうまく機能しなくなってしまうのです。
では、すい臓の働きが鈍るとどんな症状が出るのでしょうか。
1:消化液の分泌不足で消化不良になる
一見、胃の不調かな?と思われがちな症状があらわれますが、実はすい臓が原因なのです。うまく消化できないので腹痛・背部痛や食欲不振になり体重が減少します。
2:インスリンの分泌不足で血糖値が調節できない
インスリンの分泌が弱まると糖尿病にかかりやすくなります。口の渇き、多尿などの症状があらわれたら要注意です。
また、低血糖になるとイライラしたり落ち込んだりと、精神にも影響を及ぼします。
このように、すい臓が悪くなっても胃や心など他の臓器の不調と間違われやすいので、発見が遅くなってしまいます。
そのため、定期的な検診をして早期発見できるよう努めましょう。
とはいえすい臓を悪くしないのが一番です。負担をかけないためにも質な睡眠をとることを心がけましょう。