寝る時間帯と眠りの質の関係

「明日は休日だから夜更かししても問題ない」「7時間寝れば寝る時間帯は関係ないよね?」とつい夜更かししてしまう人もいるかと思います。

しかし実は、睡眠時間を十分に確保していても、寝る時間帯が悪いと睡眠の質が下がってしまうのです。

健康のためには睡眠時間と質、どちらも欠かせません。

質の良い深い睡眠を得るには、22時~24時の間に就寝しその7時間後に起きるのがベストといわれています。

それではなぜ寝る時間帯が眠りの質に関係してくるのでしょうか。

理由は2つあります。

1つ目は時間帯によって体温の変化、自律神経の変化が睡眠に影響を及ぼすからです。

人間は体温が下がると眠くなる性質を持っており、寝る90分前にお風呂で体温を上げておくと寝るときに体温が下がり入眠しやすくなります。

また私たちの体は暗いときに眠り、明るくなったら起きるのに適しているので、22時~24時の間に眠って7時前後に起きると自律神経が整って深い睡眠がとれるようになるのです。

2つ目はノンレム睡眠とレム睡眠の長さが寝る時間帯によって変わってくるからです。

ノンレム睡眠は「体も脳も眠っており、疲労回復のための成長ホルモンが多く分泌される睡眠」で、レム睡眠は「体は休んでいるけれど脳は起きていて活動している睡眠」

つまりノンレム睡眠が長いと質の良い睡眠がとれていると言えます。

夜の早い時間帯に眠るとノンレム睡眠が長くなり、明け方に近づくにつれてレム睡眠が長くなると医師が発表しています。

そのため22時~24時の間に眠り7時前後に起きると、より長くノンレム睡眠を獲得でき睡眠の質が良くなるというわけです。

以上、寝る時間帯と眠りの質は大きく関係し合っているのです。

「7時間眠れたからいいや」ではなく、22時~24時のノンレム睡眠が長くとれる時間帯にベッドに入り、深い眠りをとれるよう意識して生活してみてください。

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