「天気が悪い日は朝から眠気を感じる」「天気が悪い日は寝付きが悪い」
これらは真逆の状態ですが、実は原因は同じ「低気圧」で、気圧の変化は私たちの睡眠に大きな影響を及ぼしているのです。
なぜなら、気圧の変化により自律神経が乱れるため。
先ほどの例で言うと「天気が悪い日は眠たい」のは、低気圧になると副交感神経が優位に働くからなのです。
そして「天気が悪い日は眠れない」は2つの原因が考えられます。
1つ目は自律神経のバランスが崩れて夜になっても副交感神経のスイッチがオンにならないから。
2つ目は低気圧によって頭痛やめまいなど「天気痛」を引き起こして眠りが阻害されているから。
これらの気圧の変化による自律神経の乱れに対処するには、「規則正しい生活」をするのが大切です。
朝起きたら交感神経を活発にするために、コーヒーなどカフェインを摂るのがおすすめ。
本当は自律神経を整えるために太陽の下で適度な運動をするのが効果的ですが、雨の日は太陽が出ていないし外に出るのも億劫ですよね。
そのため午前中のカフェイン摂取、また家でもできる筋トレを推奨しています。
そして天気痛に悩まされている方の対処法。
天気痛には前述した規則正しい生活を心がける他、耳マッサージで血流をよくしてあげるのがおすすめです。
耳の後ろにある完骨というツボを押すと、低気圧による症状を緩和でき睡眠の質が向上します。
それと首や肩周りの筋肉をほぐしてあげるのも血流が良くなるので、天気痛の改善に役立ちます。
天気や気圧は人間の意思や力ではどうにもならず、私たちができるのは気圧によって乱れた自律神経を規則正しい生活で調節することです。
気象変動に体が負けてしまわないよう、対策していきましょう。
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